先日の子どもの学習発表会のときのこと。
娘の学級は、ありときりぎりすのオペレッタだったのだが、
「次は、”ありときりぎりす”です。 ありときりぎりす、知ってるかな?」
というプログラムのアナウンスに、
「知らねー。」
という声があちこちで聞かれたので、正直驚いた。
「知らねー。」 どころか、目の前にいた子は、
「ありときりぎりすぅ? なんだそりゃ。」 とずっこけていた。
う、う、うそでしょ? イソップ物語の、ありときりぎりす、本当に知らないの?
私はそんな子どもたちにずっこけた。
以前、読み聞かせの活動に少しだけ加わったとき、
当たり前に知ってるであろう童話を知らない子が多くて驚いた。
そうか、今の子は絵本なんかに興味示さないんだな。
なんたってゲーム時代だもの・・・と、少しガッカリしたのだが、
高学年の子のクラスで読み聞かせをしたとき、一瞬にしてシンと静まり、
子どもたちが絵本を食い入るように見つめ、耳をかたむけた。
絵本よりゲームがすきなのではなくて、絵本の素晴らしさを知らないだけなんだ・・と思った。
働くより、音楽奏でて遊んでるほうがたのしいなー。
暑いのに働くなんてまっぴらよ。ありさんたち働いてばかりでばっかみたい。
アイス食べてるほうがいいもんねー。
ありさん、ありさん、おうちに入れてくださいな。
寒くてこごえそうなの。
ありときりぎりす、大人も教訓が得られるストーリーですね。
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